バッファローのHS-DHTGL/R5シリーズ(NAS“TeraStation Living”DLNA対応ホームサーバモデル)ですが、搭載ハードディスク4台を一度にすべて交換しようとして、かなりはまりました。
以下、作業メモを残しておきます。
TeraStationは、起動イメージをHDD側に持っているため、HDDをすべて交換すると、起動に失敗し、TFTPモードという特殊なモードに切り替わります。TFTPモードになると、NASNavigatorやファームウェアアップデートツールでは、認識されなくなります。そこで、PC側にTFTPサーバを立てて、起動イメージをPC側から送り込み、EMモードで起動させる必要があります。
参考になったのは、こちらのページ(英語)
http://buffalo.nas-central.org/wiki/Revive_your_arm9_box_from_scratch
1)
まず、作業前にファームウェアとツールをダウンロードしておく
●HS-DHTGLシリーズ ファームウェア アップデータ Ver.1.15β
http://buffalo.jp/download/driver/hd/hs-dhtgl_fw.html
※βバージョンがいやな方は、Ver.1.14でも大丈夫だと思う
●TFTP Boot Recoveryツール(HS-DHTGL-R5 2.13.exe)
以下のFTPからHS-DHTGL-R5 2.13.exeを落とす
ftp://24.153.165.234/array1/share/nas-recovery
※上記FTPサイトのファイルが消えているようなので、他のサイトをあたって下さい。
2)
接続するPCのIPアドレスを192.168.11.1に設定する
▼パソコンのIPアドレスを手動で設定する方法
http://buffalo.jp/php/lqa.php?id=BUF50
※必要なら、元の設定を忘れないように設定画面のキャプチャを取る
3)
PCとTeraStationをLANケーブルで直結する。
※ケーブルは、ストレートとクロスのどちらでも可。TeraStationが自動認識する。
4)
TeraStationの電源を入れる。Bootエラーを起こし、TFTPモードになる。
(ビープ音が鳴り続けるが、本体のDISPLAYボタンを押し、消音してもOK)
TeraStationには以下のエラーが表示される
TFTP MODE E06
Lost boot image
5)
PC上で、TFTP Boot Recoveryツールを解凍し、TFTP Boot.exeを起動する。
Bootイメージファイル(initrd.buffalo、uImage.buffalo)が、自動でTeraStationにコピーされ、EMモードで起動する。
6)
最新のファームウェア(Ver.1.15β)に更新する。
途中で数回TeraStationが再起動を繰り返すが、電源を落とさず待つ。
7)
PCのIPを元に戻して、NASNavigatorでアクセスし、Webの設定画面でRAIDを構築する。
Webの設定画面は、ユーザー名:admin パスワード:password でログイン可能。
おつかれさまでした。